Hamsa(ハムサ)とは、アラビア語で数字の5の意味であり、指が5本であることから、手の意味もあります。モロッコでは、ハムサのことをファティマの手とも呼ばれています。
ファティマというのは預言者ムハンマドの四女で、四代目カリフ、アリーの妻となった女性。王族に生まれながらも、とても心優しく常に貧しい人を思いやり、医者から見放された病気の人の手当ても進んで行う、とても慈悲深い女性でした。(手のパワーを使って癒しました)
理想の女性像として多くの女性から慕われたファティマは、惜しくも26才の若さで亡くなりましたが、その後、神秘な力を持つファティマの手(ハムサ)は、魔よけとして、アクセサリーや家のドアノブなど、中東、アラブ諸国などで、色々な装飾として使われています。